ビルドの管理

ビルドとビルドメタデータの表示

App 用にアップロードしたすべてのビルドと、App Store によって作成されたバリアントのサイズを含む各ビルドのメタデータを表示することができます。一部のビルドは、App が App Store でリリースされた後も表示されない場合があります。

App Store Connect API を使用してビルド情報を取得する方法については、こちらをご覧ください。

必要な役割: Account Holder、Admin、App Manager、または Developer。「役割の権限」を参照してください。

ビルドメタデータの表示

  1. 「マイ App」から、目的の App を選択します。

  2. 「TestFlight」タブをクリックして、すべてのビルドを表示します。

  3. サイドバーで、ビルドメタデータを表示するプラットフォームを選択します。

    注:ビルドの表示順はバージョン番号に基づきます。各バージョンでアップロードしたビルドを表示するには、「バージョン」タブで目的のバージョン番号の横にある不等号マークをクリックします。ビルドグループを表示するには、「ビルドグループ」タブをクリックします。

  4. ビルドメタデータを表示するには、「ビルド」列に表示される App アイコンまたはビルド名をクリックします。

    「iOS ビルド」ページのバージョンに関するセクション。
  5. ビルドページで、「ビルドのメタデータ」タブをクリックします。

    「ビルドのメタデータ」ページでは、圧縮ファイルのサイズを含むビルドのファイルサイズ、必須コンテンツのサイズ、追加コンテンツのサイズ、およびビルドに関するその他の情報を確認できます。

ビルドのファイルサイズの表示

ビルドを App Store Connect にアップロードすると、App Thinning と呼ばれるプロセスによって、さまざまなデバイスやオペレーティングシステムのバージョン向けに App のバリアントが作成されます。各バリアントがカスタマーのデバイス上で占める容量は App Store Connect で直接確認できます。

注:App は App Store に承認され次第、デジタル著作権管理 (DRM) 機能を使って暗号化および再圧縮されます。App Store 上では、バイナリファイルの容量が App Store Connect にアップロードしたものより大きくなることがあります。事前に App の最終的なファイル容量を正確に知ることはできません。

  1. 「マイ App」から、目的の App を選択します。

  2. 「TestFlight」タブをクリックして、すべてのビルドを表示します。

  3. サイドバーで、ビルドを表示するプラットフォームを選択します。

  4. 右側の「ビルド」列で、表示するビルドの App アイコンもしくはビルド文字列をクリックします。

  5. ビルドページで、「ビルドのメタデータ」タブをクリックします。

  6. 「一般情報」の下にある「App Store のファイルサイズ」をクリックします。

    iOS の「ビルドのメタデータ」ページで表示される「App Store の推定ファイルサイズ」の一覧。

    それぞれのバリアントのサイズを示す表が表示されます。

    • デバイスの種類は、バリアントの対象デバイスを示しています。ユニバーサルとは、iOS 8 以前の環境を使用しているカスタマー、Apple School Manager、Apple Business Manager、モバイルデバイス管理 (MDM) 経由で一括購入された App、iTunes 12.6 以前を使用してダウンロードされた App に対して提供されるバリアントを指しており、サポートされているすべてのオペレーティングシステムおよび対象デバイスで実行されます。

    • インストールサイズは、App がカスタマーのデバイス上で使用するディスク容量です。インストールサイズは、App のプロダクトページの「情報」セクションにも表示されます。

    • ダウンロードサイズは、モバイル通信の周波数帯または Wi-Fi を使用して無線でダウンロードされる App の、圧縮後のサイズを示しています。

デバイスごとのバリアントサイズのいずれかが 200 MB の無線ダウンロード制限を超えると、ビルドの表のビルド文字列の横および「App Store のファイルサイズ」の表のバリアントサイズの横に黄色の警告が表示されます。警告のアイコンをクリックして警告の内容を確認します。この情報については、Apple からメールでもお知らせします。

ビルドのデバイス要件の表示

App Store は、ビルド設定を使用して App を実行するために必要な OS の最小バージョンを算出します。「ビルドのメタデータ」のページで、ビルドのデバイス要件を確認できます。

「iOS ビルド」ページの「デバイス要件」セクション。
  • 最小 iOS バージョンとは、ビルドで提供される MinimumOSVersion です。

  • 最小 macOS バージョンとは、App Store によって算出された、App を実行するために必要な macOS の最小バージョンです。

    App Store は、ビルドで提供される LSMinimumSystemVersion (該当する場合) および MinimumOSVersion に最も近い macOS を使用して最小 macOS バージョンを自動的に算出します。「価格および配信状況」で最小 macOS バージョンを選択した際に、その値が LSMinimumSystemVersion または MinimumOSVersion に最も近い macOS より大きい場合、このバージョンが表示されます。

  • LS 最小システムバージョンとは、ビルドで提供される LSMinimumSystemVersion (オプション) です。

dSYM ファイルのダウンロード

App を App Store Connect にアップロードする際に Bitcode を含めた場合、App Store でデバッグシンボル (dSYM) ファイルが生成されます。この場合、Xcode でログを表示するには、dSYM ファイルを Xcode か App Store Connect でダウンロードしておく必要があります。

注:Xcode 14 以降から、Bitcode は tvOS または watchOS 向け App では不要となり、App Store は Bitcode の提出を受け付けなくなりました。dSYM ファイルは、すでに Bitcode が提供されている場合にのみダウンロードすることができ、Xcode 14 以降は利用することができなくなります。

dSYM ファイルを使用してクラッシュレポートを分析する方法については、こちらをご覧ください。

App Store Connect で各ビルドの dSYM ファイルをダウンロードするには、以下の手順を実行します。

  1. 「マイ App」から、目的の App を選択します。

  2. 「TestFlight」タブをクリックして、すべてのビルドを表示します。

  3. サイドバーで、ビルドメタデータを表示するプラットフォームを選択します。

    注:ビルドの表示順はバージョン番号に基づきます。各バージョンでアップロードしたビルドを表示するには、「バージョン」タブで目的のバージョン番号の横にある不等号マークをクリックします。ビルドグループを表示するには、「ビルドグループ」タブをクリックします。

  4. ビルドのメタデータを表示するには、「ビルド」列に表示される App アイコンまたはビルド名をクリックします。

    「iOS ビルド」ページのバージョンに関するセクション。
  5. ビルドページで、「ビルドのメタデータ」タブをクリックします。

  6. 「一般情報」で「dSYM をダウンロード」をクリックします。

    iOS の「ビルドのメタデータ」ページにある「一般情報」セクション。矢印が「dSYM をダウンロード」のリンクを指しています。